パソコンくらぶＯＮＥ

ちょっと今日は固いお話を…

日本で最初に週休２日制が登場したのは、１９６５年、松下電器産業でした。

今のパナソニックですね。

松下幸之助さんの演説は、

『国際競争に打ち勝つためには、一人一人が能率を２倍にも３倍にもあげなければならない。
そうすると、１日８時間働くと相当疲れる。
アメリカのように、週５日働いて２日休む、ということが必要になってこよう。
私は、松下電器を５年後にそのような姿にもっていきたい。』

と、経営方針発表会で話したそうです。

しかし

当初は、従業員らはこの発表に懐疑的でした。

よくよく考えれば、こんなおいしい話はありません。

「なぜ経営側からこんなおいしい話をもちかけてくるんだろう？」

「何か裏があるんじゃないか？」

などと、疑いを持つ声も少なくありませんでした。



景気がどん底にあったにもかかわらず、

公約通り、松下幸之助さんは「週５日制」を導入しました。

そして、社員に向けこう話しました。

「若い社員が、増えた１日の休みを単なる遊びに終わらせないで、
経済人、社会人として向上するための勉強に充てているかどうか。
そしてその際、“自分がこのように自己の向上に努めるのは、
ただ単に自分のためばかりではない。
それは社会の一員としての自分の義務でもあるのだ”
という意識をもってやっておられるかどうか」

すべての人が１段進歩すれば、社会全体も１段進歩する。

教養を高める、技術を向上させる、健康な体を作るといった努力は、
社会の一員としての共通の責任であり、義務として考えなければならない・・・・・。

今日においては常識として根付いている「週５日制」も、
もとを正せば、こうした幸之助の信念のもと、努力して日本に定着させたものだった。

単なる従業員の待遇改善ではなく、
日本がアメリカに近づき、日本人、日本国の声価をあげられるように・・・・
そこにあったのは、一企業を超えた「使命感」に他ならなかった。

僕も週休２日制の匂いがしてきた頃は、中・高校生の時で、

それはそれは大歓迎でした

でも、こんな背景があったとは当時知る由もなく、ただ遊んでました。（学生だからまぁいいか）

今日では常識になった週休２日制も、

なぜ、週休２日制になったのか、考える人は少ないのではないでしょうか？

ただ単に、「１日が２日になったから旅行という遊びも増える！」

なんてことではないのです。

もちろん、１日は体を休めなければいけません。

そして、もう一日は自分の向上に努めましょうということですね

パソコンくらぶＯＮＥでも、お休みの度に通われて勉強している方がた～くさんいます。

私も皆さんに負けないように、自分の向上に努めていきたいと思います